城崎温泉での夜
では、城崎温泉でゆっくりしたいとおもいます。
駅は、まあそこそこ人がおりたかな、っていう程度です。日曜日ですから、この駅ではむしろ降りるより乗る人のほうがおおいようです。
城崎温泉は街をあげて外湯を名物としています。浴衣をきて、7箇所ある公共浴場をめぐるっていうのがスタイルなんですね。
タダで使える傘もあります。急な雨の時も、この街だったら安心です。
駅舎です。入り口の所におばさまがたが立っていて、「どこの宿です?」と尋ねられます。写真右にちょこっと写っているバスで、各旅館まで送迎をしてくれるんです。これも、街が一体となって客を呼び込もうとしているようで、すばらしいことですね。
ただ、わたくしが今日とまる宿は徒歩5分ちょっとなので、健康のために歩きます。
駅前に、飲泉場がありました。ほんのすこししょっぱいお湯ですよ。
コウノトリがシンボルですので、こんな像が登場します。
こちらは、下駄奉納だそうです。どんな由来なのかは知りませんが...
ひとがいっぱいいます。一般の方がふらっと行くと、600円入湯料がかかります。ただ、どこかの宿に泊まっている人は、その宿にチェックインしてからチェックアウトするまでの間は、外湯用のチケットを宿でもらえ、それを使うとタダでお風呂に入れます。ありがたや、というところです。ですので、まずは宿を目指しましょう。
今日は、創業から100年以上、建物も4、50年前はたっているという、小林屋というところに泊まります。温泉街の真ん中にあるので、外湯めぐりには非常に便利です。
こんなお部屋です。古い建物ですが清潔に掃除されていて快適です。
では、「小林屋」とかかれた浴衣に着替えて、「小林屋」という下駄をはいて、外湯チケットを持って出発しましょう。まず、宿の目の前にある「一の湯」に入ってみます。
こんな雰囲気で、奥に進んでいけばお風呂があります。ここは洞窟風呂が名物になっています。他のお客様が大量に入っているので、写真はまったく撮れません。ばかでかいドーム状の岩が頭上を被っている、洞窟風呂っていうことです。お湯は、よくあるナトリウムカルシウム塩化物泉です。42度ぐらいの温度のお湯だと思います。人が多いのが若干気になりますが、ゆっくり温まることができ、幸せでございます。
では、宿に戻って食事にしましょう。
このあたりは松葉がにが採れる地域です。まあ、こんな雰囲気の料理が出てきます。おいしくいただきました。今日は、休肝日として飲まずに過ごしました。我慢我慢...
ああ、撮り忘れていましたが、チケットはこんなカンジのものです。チケットに加えて、着ている物や持っている物で、この客は本当に外湯無料でいいのか判定しているみたいですので、浴衣を着ていくのは大事なことです。
では、さらなる外湯めぐりをしてみましょう。
途中、神社がありました。今日は七夕イベントをやっているみたいで、だれでも短冊に願いを書いて、笹にかけていいそうです。こんな旅をしているわたくしには、いまのところ願うことなど何もありませんので、書かずに進みます。
こちらは「御所の湯」です。お湯自体はどのお風呂でもおなじですので、あとは雰囲気が違うってことです。ここは深めの浴槽や、椅子状になっている石の上にお湯が流れているところに座るものとか、そんな雰囲気です。
こちらは「柳湯」です。ここは、中国の西湖というところから移植した柳の木の下から湯が湧き出たっていう逸話にちなんで柳湯だそうです。ここは、こじんまりとしていて木の香りも強く、結構お気に入りです。
こちらは「地蔵湯」です。ここは大きな浴槽が売りなのかな?よくわかりませんが。
そんなこんなで、あと2つ紹介していませんが、もう下駄を履いて遠くまで歩くのはなれていなくてしんどいので、今日はここまでにしようと思います。まあ、なんというか、温泉は五感で楽しむということであれば、城崎温泉はおもしろい所って言えそうです。他の客の浴場でのマナーだけが不満ですが、まあこんなものでしょう。
一応、城崎温泉を堪能したつもりです。今日はそろそろブログでもちょこちょこ書いたあと、ゆっくりと眠りたいと思います。早寝早起き継続中です。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 22:58 by みつ in 見どころ | コメント[0]
福知山から城崎温泉へ
では、先へ進みます。次は15時47分福知山発、16時50分城崎温泉着の特急北近畿11号にのります。
無事乗れました。行きの北近畿からはしだてへの乗り換えは同じホームでしたが、文殊から北近畿は別のホームだったので、ちょっとだけたいへんでした。
これで今日の切符での旅は終了。温泉へいきます。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 16:52 by みつ in 見どころ | コメント[0]
天の橋立
福知山での乗り換えは、ちょっと問題があります。
福知山駅に特急北近畿5号がはいるのは11時42分。次にのる列車は11時48分福知山発、12時24分天橋立着の特急はしだて3号です。乗り換え時間が6分しかありませんが、わたくしのこだわりとしては一旦途中下車を行うことになり、さらに北近畿タンゴ鉄道区間の切符をかいつつ乗り換えまで終わらせる、という野望を胸に、よーいドンで動きます。
北近畿からはしだてへの乗り換えはホームが同じなので、ホームに荷物を置いて、切符だけをもって改札へいそぎます。
この改札で下車印を押してもらい、外へ出たものの、JRの切符売場はあるものの、タンゴ鉄道の売り場がありません。改札の係の方にタンゴ鉄道の切符をかうにはどうしたらいいのか尋ねると、ここから入っていいから特急の席にすわって、そこで切符を買ってくれ、とのこと。ということで、またこの改札を通してもらいました。
はしだてが入線してきました。ここでJRからタンゴ鉄道に引き継がれます。間に合ってよかった。
この地域は、福知山を交点として、南からは新大阪と京都、北からは城崎温泉と天橋立を結んで、便利な特急網が整備されています。普通に考えれば乗り換えがスムーズでみんなハッピーなんでしょうが、そのせいでわたくしの場合は乗り換え時間が短くて大忙しでした。
宮城県で日本三景のひとつ、松島を見ているのですから、当然天橋立は見ることになるんです。あたりまえです。ということで、出発しましょう。
ちょっと霧雨っていうカンジですが、わたくしの勘からすると30分後には雨がやむと思われます。
この看板にある天橋立、智恩寺、小天橋(廻旋橋)、傘松公園あたりにいきましょう。特に傘松公園に行かなければ天橋立に来たことにならないくらい重要ポイントです。
こちらが天橋立駅の駅舎です。さすが日本三景のひとつ、しっかりした建物です。
こちらは智恩寺の入り口です。文殊さまが祭られています。三人寄らば文殊の知恵って、あの文殊さまです。
こちら、「智恵の輪」です。二つの金属を分離するっていう知恵の輪のことではなくて、もっとありがたいものです。この輪の中を3回くぐると智恵を授かるんですって。いまだくぐっている人を見たことはないのですが。もともとは灯篭です。なんかの冗談だとおもわれます。
こちらは小天橋。ちょうど中央の橋脚が回転して、上にある赤い橋が川と平行になるまで回転します。すると、この橋の下をくぐれない大きな船も通れますっていうことです。ハイテクです。
さて、あと30分ぐらい待てば雨があがり、1時間後には傘松公園からきれいに天橋立が見えるようになるという自信がありますので、ちょっとお昼ご飯でもいただきましょう。今日のお昼ご飯はこちら。「梅渓」というお店です。決めた理由は単純で、「あさりうどんそば」という文字を見てしまったからです。
あさりうどんを、と思っていたところ、なんとあさりの酒蒸しもあるっていうので、まずは酒蒸しからいきましょうか。どうですか、大粒のあさりがごろごろと入り、酒蒸しのお酒のなかにあさりのだしも染み込み、最高の味にしあがっています。幸せです。
酒蒸しがおいしいので、きっとうどんも大丈夫でしょう。こちら、うどんです。なんというか、可能ならあさりうどんの麺抜きが注文できたらよかったなぁという感想です。あさりはばっちりおいしいですよ。
天橋立の楽しみ方は3種類あって、ひとつはボードで海をわたり外から天橋立を眺めつつ対岸まで渡り傘松公園に登っていく、ふたつめは自転車を借りて天橋立そのものを通過して傘松公園に登っていく、みっつめは根性の徒歩4、50分で天橋立そのものを通過して傘松公園に登っていくか通過ではなく散歩するだけにするか、の、どの交通手段をとるかで雰囲気がかわってきます。私は当然、自転車にします。何度か天橋立に来ていますが、いちばん楽しいのは自転車だと思いますよ。おすすめです。
では、出発しましょう。ちゃんと雨もあがっています。読みどおり!
以下、天橋立を自転車で走りながら撮った風景をざざっと載せます。
どうでしょうか?走ってみたくなったでしょ?気持ちいいですよ。止まりながら撮りながら、という動き方なので25分ぐらいかかって天橋立の松並木を走り抜けました。
松並木の向こう側は、整備された湾がひろがります。もうすこし進んで、傘松公園にいきましょう。
神社があり、神社の境内の左手からケーブルカーのほうへ抜けられます。絶対神社を通らなければならないってことはないで、お好きな道をどうぞ。
傘松公園はすこし高い所にあります。移動はリフトまたはケーブルカーに乗ることになりますが、今日はさきほどまで雨が降っていた関係で、リフトは現在、全シートを拭くという作業で準備中です。ケーブルカーでのぼりましょう。
こんなので登っていきます。リフトが動いていないときは結構混みます。
こんな風にのぼっていきます。
さて、傘松公園から天橋立が一望できます。ここにこなければ天橋立を見たことにはならないんです。
それは、この「股のぞき台」に、天橋立を背にして立ち、おもむろに前屈して自分の股の間から逆さまに天橋立をみる、ということをやらなければいけないからです。
こんな風に見えます。天橋立を進むと天に昇っていけるように見えるんですね。恥ずかしがってはダメです。老若男女、ガバッと勢いよく足を開いて股の下から逆さまに見るようにしましょう。
傘松公園ではもうひとつ、「かわらげ投げ」というのが有名です。真ん中のこの棚から100円で3枚のちいさな土でできた円盤状のものを取り出し、右奥に見える輪の真ん中を通せば願いがかなう、というアトラクションです。わたくし、真ん中を通ったことがないのですが、今日も挑戦してみました...
願いなど、こんなものが輪を通らなくても自分で叶えて見せる!と、強い心を持つことができました。球技は苦手でして...おはずかしい。
傘松公園からすこし歩く必要があるのですが、実はこの階段の上の場所がそもそもの股のぞきの場所だったんです。時間に余裕がある方はぜひ上ってみてください。
こちら、傘松公園の名前の由来である傘松です。
こちらが伝統の股のぞき台です。昔は、この台のうえでみていたんですね。
ではさっそく。さきほどよりすこし角度が高くなっているので、より迫力のある昇りっぷりに見えます。素敵です。
ドラえもんが股のぞきしています。なんだこりゃ、おもしろそうです。お土産っていうことなので、買ってみます。どうやら、ちゃんと権利を買って作っている、この店オリジナルのグッズだそうです。おもしろ!ストラップとシャーペンをすこし買ったので、どなたかに進呈致します。
股のぞきキティちゃんもありました。これはわたくし用です。
帰りはリフトが動いているので、これに乗ります。
さあ出発。
風景はこんなかんじです。ワイヤーが残念ですが、眺めはいいですよ。
さて、駅に戻ってきました。次は15時04分天橋立発、15時40分福知山着の特急文殊2号に乗ります。あ、駅にも智恵の輪がかざってあります。
文殊が入線しております。これにのります。
ちなみに、こちらは天橋立駅で切符をかったら出された出札補充券。この旅で初めて他の補充券を購入することになりました。
さあ、さきほどと同じように猛ダッシュ乗り換え駅、福知山駅です。とはいえ、今回欲しい切符は特急券だけで、JRのものなので、行きに困ったことは発生しません。楽勝で特急券を買って、再度改札を通り、先へ進みます。
この後は城崎温泉へ向かいます。そこで温泉を、という企画です。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 15:45 by みつ in 見どころ | コメント[0]
三ノ宮から福知山へ
それでは出発です。次は9時29分三ノ宮発、9時43分芦屋着の普通列車に乗ります。
というか、新快速に乗ればよかったんですが、ちゃんと調べずにとにかくホームに入っていた列車に乗ったので、芦屋でおりて、新快速に乗ることにしました。
ということで、次は9時45分芦屋発、9時52分尼崎着の新快速に乗ります。
こちらです。カメラを構えるのがおそくて、正面ではないんですが。
次は10時17分尼崎発、11時42分福知山着の特急北近畿5号に乗ります。
特急券を買ったあと、すこし時間があったので、そとへ出てみると、こんな像が。近松門左衛門の「冥土の飛脚」という作品のヒロイン「梅川」の像だそうです。この作品のことを知らないので、思いを馳せることができず...きっとわかる人には分かるんでしょう。
では、北近畿で出発です。
こんな夏っぽい雰囲気の中、列車は進んで行きます。気持ちいいです。
ここで、一旦途中下車して、天の橋立を目指すことにします。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 11:42 by みつ in 見どころ | コメント[0]
三ノ宮へ
では、駅に向けて出発です。残念なことに、出発前に宿の予約だなんだで時間をとられてしまい、今日は朝に1回温泉に入っただけという、残念な状況です。携帯で検索した乗り換え案内によると、有馬温泉からの列車の発車時刻が近く、もう時間が無いので、ばたばたっと準備して出発。そのため、大切な粉末のお茶たちをいれた箱、これは高山駅で買ったさるぼぼの弁当箱のことですけど、これを宿に忘れてくるという失敗をしてしまいました。
明け方まで降っていたようで、あいかわらず水が多いですね。
友情。
さあ、駅につきました。いそぎましょう。
こちらに乗ります。
次の駅が終点です。なんとも短い路線だこと。
有馬口駅に到着するタイミングで、三田方面からやってきて、谷上駅にとまる列車が同時に入線していきます。あれ?乗り換え案内ではここで15分待つって書いてあったのに、どうやら待ち時間0ですぐ乗り換えのようです。なんだぁ、1本遅い列車でも問題なかったじゃん。ま、いいか。
ということで、こちらに乗って谷上まで行きます。
谷上では、こちらに乗り換えて三ノ宮まで行きます。あいかわらず接続タイミングが良すぎて、写真撮影には向かないです。
三宮駅につきました。JRの駅まで移動します。
あっと、海岸線という名前の路線があります。きれいな名前なので撮っておきました。
三ノ宮から最長片道切符の旅を再開しましょう。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 09:13 by みつ in 見どころ | コメント[0]
有馬温泉の朝
有馬温泉で朝をむかえました。今日も早起きして、さっさと温泉に入ります。朝のお風呂は気持ちがいいものです。
朝早くはそんなに人通りもなく、しずかな温泉街ってカンジでした。窓をあけて、鳥の声をきいたり、そよ風にあたるという、最高に贅沢な時間をすごせます。いい雰囲気です。
今日の朝食です。チェックインの時に、焼き魚はなにがいい?刺身はなにがいい?みたいなことをいっぱいきかれたのですが、それにあわせたメニューを持ってきてくださいました。
さて、今日は、尼崎経由で福知山まで行き、福知山で途中下車して、北近畿タンゴ鉄道にのって、日本三景のひとつ、天の橋立を見に行く予定です。その後、城崎温泉で一泊というあんばいです。
この話をご主人様にしたところ、日本三景もいいけど、日本三名泉の有馬温泉をチェックアウトギリギリまで楽しみたいとのことなので、私だけ先に出発します。
ではまた。
Posted at 2010/07/04 08:38 by みつ in 見どころ | コメント[0]